金曜日, 11月 22, 2019
ホーム ニュース テクノロジー NVIDIAがAIによって3D空間を自動生成する技術を発表、モデリングの手間を省きゲームやVRなど様々な用途に利用可能

NVIDIAがAIによって3D空間を自動生成する技術を発表、モデリングの手間を省きゲームやVRなど様々な用途に利用可能

NVIDIAは2018年12月4日、カナダのモントリオールで開催中の「NeurIPS 2018 (Neural Information Processing Systems Conference:自然情報生成システムの展覧会)」にて、AIを用いて3D環境を自動生成し、リアルタイムレンダリングする技術を発表した。

すべてAIが学習しモデリング

NVIDIAのディープラーニング応用研究担当バイスプレジデントのブライアン・カタンザーロ(Bryan Catanzaro)氏は、「インタラクティブなグラフィックスの生成にニューラルネットワークを使った方法は、NVIDIAにとって初めて実現したものである」と述べ、氏は更に「生成モデルはグラフィックスの創出に変化をもたらし、開発者は従来の数分の1というコストで新しいコンテンツを作れるようになると」語った。

仮想世界、つまり3D空間上のオブジェクトは多くの場合において人の手によりレンダリングされているが、この技術では、現実の映像をもとにニューラルネットワークにオブジェクトを学習させることによって、建物、樹木、車両などのオブジェクトを自動でレンダリングすることが出来るという。

NVIDIAはこの技術により、ビデオゲームは勿論、自動車、建築、ロボティクス、VRのための仮想世界を瞬時に構築でき、現実世界の様々な場所をもとにしたシーンを生成したり、「お気に入りのアーティストのダンスを自分がそっくりそのまま踊っているようなシーンを作ることもできる」としている。

NeurIPSでは研究成果のひとつとしてドライブゲームが展示されており、同ゲームではその技術によって生成された都市を走行することができる。ゲーム内のすべての3DモデルはAIによって生成されたもので、Unreal Engine4でレンダリングされている。

さらにこれらのオブジェクトは、AIの機械学習により照明や素材、ダイナミクスといった情報も付与されており、オブジェクトの削除や修正、または追加といった編集もこれまでのように簡単に行なえるという。

また同社の論文には「視覚世界のダイナミクスをモデル化および再創造する能力は、知的エージェントの構築に必要不可欠であり、純粋に科学的関心を別にしても、継続的な視覚経験を人工的に作成するための機会学習は、コンピュータービジョンやロボティクス、コンピューターグラフィックスといった分野で多様な用途を持つ」と記されている。

膨らむ開発費の抑止につながるか

近年においてゲームの開発費は高騰するばかりだが、近い将来この技術の普及によって歯止めがかかり、作業効率も大幅に向上するかもしれない。現時点ではまだ公開されたばかりで一般向けにも利用できないので、今後に期待したいところだ。

YamauchiKazunori
ネットミームや動画、ときどきゲーム。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here

CAPTCHA


話題の記事

新着記事